屋上緑化の効果はエコに特化しており、多方面で発揮されます。
特に、断熱効果における冷暖房の省エネ効果は有名ドコロです。
また、植物には景観の向上や園芸セラピー、菜園を作れば野菜収穫の喜びがあり、憩いの場になったり、様々な効果が期待できます。
■部屋の中が涼しくなる!?
屋上緑化をした人が口をそろえて言うのが
「最上階の部屋が涼しくなった!」
という台詞です。
ベランダの窓に葦簾などと組み合わせれば、夏にクーラーをかけることが ほとんどなくなったなんて場合もあったりします。
クーラーをかける=廃熱を屋外に放出する、ということです。
このことがなくなる訳ですから、省エネルギーや都市の気温上昇の緩和に役立ち、また電力消費のピークカットにつながるのです。
■屋上緑化で最も効果が見られるのは熱的効果です
夏と冬の土壌下の部分と、何もしていない屋上の表面温度を測ると劇的に差が現れます。
特に夏の未緑化地の温度が60度近くにまで上がるのに対し、 緑化の部分は30度前後で安定しているのです。
このことは土壌の断熱効果(熱伝導率は含水量により変化する)や、土壌に含まれる水分の蒸発などにより、熱が奪われたり植物の蒸散作用、緑陰による効果が相乗的に働き、自然がもたらす外断熱といえるのです。
■屋上庭園が雨水を吸収
屋上緑化をすると、雨水が下水に流れ込むまでに時間的な差が生じます。
通常の軽量土壌では、水の透水のスピードは1時間当たり、4センチ~40センチ程度です。
1時間当たり30ミリの雨が相当の雨量といわれていますから、屋上庭園はかなりの雨水を吸収してくれるわけですね。
このようなことからドイツのカッセル市では、下水道側から援助が出る仕組みになっており、屋上を緑化すると下水道使用料が割り引かれるそうです。
